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恍惚境裡にただ独り

浪漫を糧に生きています

現代神話

宗教、とりわけ仏教とサイバー的なものの親和性の高さに興味がある。そもそも曼荼羅は見るからに基盤のようだ。まあ、完全に感覚でものを言っている。

 

ジョーゼフ・キャンベルだっただろうか。コンピューターの中にはあらゆる階級の天使が並んでいる、細いチューブは奇跡だ、それぞれの宗教は独自の、そして有効な信号体系を持った一種のソフトウェアである…と言っていたので、私は確信した。基盤はやはり曼荼羅であり宇宙だったのだ。

 

集積回路の中に宇宙があるとしたら、それはミクロとマクロを兼ね備えた浪漫だ。はるか遠くにある巨大な星を、地球から観測して画像データにすると、それは荒いドットとして私たちの目に映るのと同じ。

 

アイゼンハワー大統領がコンピュータで充たされた部屋に入り、機械に向かって「神は存在するか?」と問うと、コンピューターは"Now there is."と答えたという話と、「ユビキタス」という言葉が宗教的な文脈で「神の遍在」をあらわすために用いられるという話は完全に現代神話だと思った。